異名はテキトー
- 2013/06/03
- 13:51
地元にコロモちゃんという友人がいる。
天然で、愛想がよく、サービス業をしている。
コロモちゃんの『いらっしゃいませ』は、山の中のマイナスイオンと異名がつくほどである。
【癒しのコロモ】と呼ばれる場合もないことはない。
ただたまに噛みすぎて
『イラッシャッシャッシャーーーー!』と挨拶をしたことがある、あのコロモちゃんである。別名【滑舌のコロモ】
コロモちゃんが仕事を終え、車で家に帰っていると、橋のところで検問があっていたそう。
(こんなところで、こんな時間に…?)
時刻は夜の12時過ぎ、もともと人通りの少ない道でコロモちゃん以外に車はない。
何年もこの道を通っていたが、検問は初めてだったという。
不審に思うも、コロモちゃんは車を停め、窓をあけた。
『こんばんわー飲酒検問です。ハァーってしてください。』
あれ?
手ぶら??
検問の人は、飲酒検問でよく見る棒みたいな測定器を持っていなかった。
『どうしました~?』
いかん!不審に思われている!!
コロモちゃんはもちろん、お酒など一切飲んでいない。
でも、どうしたらいいのだ!
どこに息をふきかければ!!
コロモちゃんは、覚悟を決め、
ハァ~ッとした。
オッサンの顔に。
オッサンの顔に息を吹き掛けたのである。
うら若き乙女が、見知らぬオッサンにハァ~ッとしたのである。
オッサンの顔に息を吹きかけたのだ。
『あ、大丈夫ですね。ありがとうございました~』
『…ていう体験をしたんだけど』
ヒマダは、確実に狐にだまされたな、と思った。【化かされのコロモ】誕生の瞬間である。
天然で、愛想がよく、サービス業をしている。
コロモちゃんの『いらっしゃいませ』は、山の中のマイナスイオンと異名がつくほどである。
【癒しのコロモ】と呼ばれる場合もないことはない。
ただたまに噛みすぎて
『イラッシャッシャッシャーーーー!』と挨拶をしたことがある、あのコロモちゃんである。別名【滑舌のコロモ】
コロモちゃんが仕事を終え、車で家に帰っていると、橋のところで検問があっていたそう。
(こんなところで、こんな時間に…?)
時刻は夜の12時過ぎ、もともと人通りの少ない道でコロモちゃん以外に車はない。
何年もこの道を通っていたが、検問は初めてだったという。
不審に思うも、コロモちゃんは車を停め、窓をあけた。
『こんばんわー飲酒検問です。ハァーってしてください。』
あれ?
手ぶら??
検問の人は、飲酒検問でよく見る棒みたいな測定器を持っていなかった。
『どうしました~?』
いかん!不審に思われている!!
コロモちゃんはもちろん、お酒など一切飲んでいない。
でも、どうしたらいいのだ!
どこに息をふきかければ!!
コロモちゃんは、覚悟を決め、
ハァ~ッとした。
オッサンの顔に。
オッサンの顔に息を吹き掛けたのである。
うら若き乙女が、見知らぬオッサンにハァ~ッとしたのである。
オッサンの顔に息を吹きかけたのだ。
『あ、大丈夫ですね。ありがとうございました~』
『…ていう体験をしたんだけど』
ヒマダは、確実に狐にだまされたな、と思った。【化かされのコロモ】誕生の瞬間である。
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