ガタンゴトン
- 2013/05/29
- 09:17
高校のとき、ヒマダは隣の県にひとりで行きました。
朝5時起きで電車に乗り込み、
特急で2時間程揺られ、
駅から目的地まではタクシーで行ったのですが、
帰りは5キロくらい歩きました。
ヒマダの体力は限界に来ていたのですが、なんと連休真っ只中。
帰りの電車は家族連ればかりです。空席などありません。
ヒマダは、帰りの特急をフラフラと空席を求めてさ迷っていました。
子どもが元気よく騒ぐなか、一番前の席にひとつの空席を発見!!
近づいてみるとお隣はスーツを着た異国の方でした。
『すいません、隣、いいですか?』
『yeah』
ヒマダが腰を下ろすと、香水の甘いにおいがしました。
隣の異国の方はずっと肘をついて、流れ行く外の景色を眺めています。
ヒマダは数ヵ月後から故郷を離れ、独り暮らしを始めることになっていました。
その時、異国の方の横顔を見て
うまくは言い表せませんが、
【一人で暮らす】ということがすごく現実味をおびたのです。
異国の地で、一人で電車に乗り彼は生活している訳です。
すごいなぁ…まだ高校生だったヒマダは漠然と思いました。
もし、自分が独り暮らしをして知らない土地を電車で移動するとなったら、何を考えるだろう。
まだ地元しか知らないヒマダには想像がつきませんでした。
ヒマダが乗り換える駅に着いたので、お礼を言って電車を降りました。
帰宅すると、
家族がいて夕御飯がありました。
ヒマダは、唐揚げを食べながら今日の異国の方の話を父にします。
『…yeahて言われたから、隣に座ったらさ』
『お前、それ、
いいですよ~のイヤーじゃなくて、
日本語で嫌ーて言ってたんじゃ?』
『え…』
『異国の地で、頑張って日本語覚えて、使ったら通じなかったていうwあ~ぁwwニホンゴムヅカシイて考えたんだろうなぁw』
そうじゃなかったことを、
今でも祈ります。
ちなみに独り暮らしをして、初めて乗った見知らぬ土地へ行く電車は【下関へふぐを食べに行く】という、非常に贅沢な旅でした。美味しかったです。
朝5時起きで電車に乗り込み、
特急で2時間程揺られ、
駅から目的地まではタクシーで行ったのですが、
帰りは5キロくらい歩きました。
ヒマダの体力は限界に来ていたのですが、なんと連休真っ只中。
帰りの電車は家族連ればかりです。空席などありません。
ヒマダは、帰りの特急をフラフラと空席を求めてさ迷っていました。
子どもが元気よく騒ぐなか、一番前の席にひとつの空席を発見!!
近づいてみるとお隣はスーツを着た異国の方でした。
『すいません、隣、いいですか?』
『yeah』
ヒマダが腰を下ろすと、香水の甘いにおいがしました。
隣の異国の方はずっと肘をついて、流れ行く外の景色を眺めています。
ヒマダは数ヵ月後から故郷を離れ、独り暮らしを始めることになっていました。
その時、異国の方の横顔を見て
うまくは言い表せませんが、
【一人で暮らす】ということがすごく現実味をおびたのです。
異国の地で、一人で電車に乗り彼は生活している訳です。
すごいなぁ…まだ高校生だったヒマダは漠然と思いました。
もし、自分が独り暮らしをして知らない土地を電車で移動するとなったら、何を考えるだろう。
まだ地元しか知らないヒマダには想像がつきませんでした。
ヒマダが乗り換える駅に着いたので、お礼を言って電車を降りました。
帰宅すると、
家族がいて夕御飯がありました。
ヒマダは、唐揚げを食べながら今日の異国の方の話を父にします。
『…yeahて言われたから、隣に座ったらさ』
『お前、それ、
いいですよ~のイヤーじゃなくて、
日本語で嫌ーて言ってたんじゃ?』
『え…』
『異国の地で、頑張って日本語覚えて、使ったら通じなかったていうwあ~ぁwwニホンゴムヅカシイて考えたんだろうなぁw』
そうじゃなかったことを、
今でも祈ります。
ちなみに独り暮らしをして、初めて乗った見知らぬ土地へ行く電車は【下関へふぐを食べに行く】という、非常に贅沢な旅でした。美味しかったです。
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