メグリアワセ
- 2013/07/07
- 00:56
大通りを歩いて帰っていると、誰かが手をふってこちらに走ってきた。
[ 誰だ?? ]
すっごい手をふっている。
空港に韓流スターを迎えにきたおばちゃん並みに手をふって、ヒマダに近づいてくる。
[ 誰だ?知らないオジサンだぞ ]
ヒマダを始め、周囲の人皆がそのオジサンに注目している。
ベビーカーを押した子連れを越え、
おばさんを越え、
ついにはヒマダに接近してきた。
距離にして、80メートル程を全力で手をふってやってくる見知らぬオジサン。
[ なんだ!?誰だ? え?え??]
オジサンはヒマダを越える当たりで
『待って~~』と、叫びながらバスへ走る走る。
しかし、オジサンに気づかずバスのドアがしまり、出発してしまう。
オジサン、諦めず、手をふりながらバスと並走。
バスの中は夕方だったこともあり、なかなかの満員で皆が[ え、誰の知り合い?お別れなの!? ]と、言う感じでキョロキョロしていた。
想像してほしい。
学生時代、友達が転校することになった。制服で駅のホームに集まり、最後までふざけあう。
その時、ベルが鳴り扉が閉まる。
ふざけていた顔が、一気に強ばり、
『またなぁ~~~!!』
と、叫んで手を振りながら追い付くはずのない電車を追いかける。
はたから見ればそんなシーンであった。
しかし、ただのバスに乗り遅れたオジサン。
手を降りながら[ 乗せてくれ ]と止まるはずのないバスを追いかけているのである。
[ 今日暑かったからなぁ~ ]
ヒマダはニヤニヤしながら、バス停を通りすぎた。
すると、すぐに何台かバスが続けて来ていた。夕方で混んでいたこともあり、遅れが出ていたのだろう。
ふと、気になって振り替えると、
100メートル程後ろからオジサンがまたしても手を降りながら戻ってきていた。
オジサンは今日、家に帰りつけただろうか。
また明日も見かけたら、手をふらずに走った方が速いと伝えたい。
偶然にも七夕、織姫と彦星だけでなく、おじさんとバスにも巡り合わせがあることを願う。
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すっごい手をふっている。
空港に韓流スターを迎えにきたおばちゃん並みに手をふって、ヒマダに近づいてくる。
[ 誰だ?知らないオジサンだぞ ]
ヒマダを始め、周囲の人皆がそのオジサンに注目している。
ベビーカーを押した子連れを越え、
おばさんを越え、
ついにはヒマダに接近してきた。
距離にして、80メートル程を全力で手をふってやってくる見知らぬオジサン。
[ なんだ!?誰だ? え?え??]
オジサンはヒマダを越える当たりで
『待って~~』と、叫びながらバスへ走る走る。
しかし、オジサンに気づかずバスのドアがしまり、出発してしまう。
オジサン、諦めず、手をふりながらバスと並走。
バスの中は夕方だったこともあり、なかなかの満員で皆が[ え、誰の知り合い?お別れなの!? ]と、言う感じでキョロキョロしていた。
想像してほしい。
学生時代、友達が転校することになった。制服で駅のホームに集まり、最後までふざけあう。
その時、ベルが鳴り扉が閉まる。
ふざけていた顔が、一気に強ばり、
『またなぁ~~~!!』
と、叫んで手を振りながら追い付くはずのない電車を追いかける。
はたから見ればそんなシーンであった。
しかし、ただのバスに乗り遅れたオジサン。
手を降りながら[ 乗せてくれ ]と止まるはずのないバスを追いかけているのである。
[ 今日暑かったからなぁ~ ]
ヒマダはニヤニヤしながら、バス停を通りすぎた。
すると、すぐに何台かバスが続けて来ていた。夕方で混んでいたこともあり、遅れが出ていたのだろう。
ふと、気になって振り替えると、
100メートル程後ろからオジサンがまたしても手を降りながら戻ってきていた。
オジサンは今日、家に帰りつけただろうか。
また明日も見かけたら、手をふらずに走った方が速いと伝えたい。
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