センチメンタル845
- 2013/08/05
- 19:47
本日8月5日は【は(8)しご(5)】ではしご車の日らしい。
[ ならば8月45日、または84月5日ではないか ]という大人らしいツッコミはさておき。
ヒマダはハシゴが好きだ。
洋服屋さんや本屋さんにある高いところにあるものをとるようのハシゴなどついつい上ってしまう。
馬鹿と煙は高いところにのぼるのだ。
ヒマダがまだ幼稚園の頃。
実家にはハシゴがあった。おそらくヒマダが生まれる前からあって、青くて、さびていてとても安全な状態じゃないハシゴ。
庭の木を剪定したりするのに使用していた、10メートルくらいある大きなハシゴ。

当然、幼いヒマダも上りたがるが[ 危ないから駄目 ]という理由で却下されつづけていた。
[ 危ない ]というならば、ボロボロにさびて使い続けている家族の神経もどうかと思うが。
けれどもまだ論破できるほどボキャブラリーが多い訳ではなかったので、おとなしく従っていた。
『あにょね、お母さん、ハシゴのぼっていい?』
『だめよ。危ない!!大人になってから!!』
『ギャーーーーーーーーーーーーース!!!』
。。。おとなしくは従っていなかったかもしれない。
けれども、青いハシゴにのぼるのはヒマダの夢となった。
植木屋であるアニメのバカボンのパパが本当にうらやましかった。
青い青いハシゴにのぼって、雲の上で遊ぶのだ。そんなことをずっと思っていた。
たぶん【ドラえもん のび太と雲の王国】の影響を受けていたと推察される。わかる人はわかる。
そんなある日。平和な朝。
『大変!!ハシゴがないの!!』
そんなお母さんの声が家中に響き渡った。
ハシゴが盗まれたのだ。
『あんなボロボロのハシゴだけを...なんの為に??』
ヒマダの家族は、たいしてダメージをうけず、疑問ばかりを話していた。
それもそう。ハシゴは外に置かれていて、その近くには自転車やら洗濯機やらもあった。
盗まれたのはさびてボロボロのハシゴだけだったのだ。当然売れるようなものでもない。
なぜ??
おじいちゃんもおばあちゃんも、おとうさんもおかあさんも思った。
幼いヒマダは考える。
そんなの、決まっているじゃないか!
ヒマダの夢を盗んだんだ!!!
青いハシゴにのぼって、雲の上で遊ぶという幼いヒマダの夢をドロボウが盗んで行ったのだ。
どんなものでも思い入れというものがあるのだ。
どんな理由があれ、人のものを断りなしに奪ってはいけない。
ヒマダは時々、青いハシゴを木にたてかける夢をみる。
けれども夢なのに、のぼることはない。夢なのに、雲の上に到達することもない。
あれから、20数年。
なくしたもの、なくなったもの、壊れたもの、、、
二度と手に入らないものがたくさんあるがヒマダんちから盗まれたハシゴは今、どこにあるのだろうか。
青い空と浮かぶ白い雲を見て、ふと思った。
============================
> ニヤニヤしたらニヤニヤ仲間を増やすためにクリックお願いします。

人気ブログランキングへ
============================
[ ならば8月45日、または84月5日ではないか ]という大人らしいツッコミはさておき。
ヒマダはハシゴが好きだ。
洋服屋さんや本屋さんにある高いところにあるものをとるようのハシゴなどついつい上ってしまう。
馬鹿と煙は高いところにのぼるのだ。
ヒマダがまだ幼稚園の頃。
実家にはハシゴがあった。おそらくヒマダが生まれる前からあって、青くて、さびていてとても安全な状態じゃないハシゴ。
庭の木を剪定したりするのに使用していた、10メートルくらいある大きなハシゴ。

当然、幼いヒマダも上りたがるが[ 危ないから駄目 ]という理由で却下されつづけていた。
[ 危ない ]というならば、ボロボロにさびて使い続けている家族の神経もどうかと思うが。
けれどもまだ論破できるほどボキャブラリーが多い訳ではなかったので、おとなしく従っていた。
『あにょね、お母さん、ハシゴのぼっていい?』
『だめよ。危ない!!大人になってから!!』
『ギャーーーーーーーーーーーーース!!!』
。。。おとなしくは従っていなかったかもしれない。
けれども、青いハシゴにのぼるのはヒマダの夢となった。
植木屋であるアニメのバカボンのパパが本当にうらやましかった。
青い青いハシゴにのぼって、雲の上で遊ぶのだ。そんなことをずっと思っていた。
たぶん【ドラえもん のび太と雲の王国】の影響を受けていたと推察される。わかる人はわかる。
そんなある日。平和な朝。
『大変!!ハシゴがないの!!』
そんなお母さんの声が家中に響き渡った。
ハシゴが盗まれたのだ。
『あんなボロボロのハシゴだけを...なんの為に??』
ヒマダの家族は、たいしてダメージをうけず、疑問ばかりを話していた。
それもそう。ハシゴは外に置かれていて、その近くには自転車やら洗濯機やらもあった。
盗まれたのはさびてボロボロのハシゴだけだったのだ。当然売れるようなものでもない。
なぜ??
おじいちゃんもおばあちゃんも、おとうさんもおかあさんも思った。
幼いヒマダは考える。
そんなの、決まっているじゃないか!
ヒマダの夢を盗んだんだ!!!
青いハシゴにのぼって、雲の上で遊ぶという幼いヒマダの夢をドロボウが盗んで行ったのだ。
どんなものでも思い入れというものがあるのだ。
どんな理由があれ、人のものを断りなしに奪ってはいけない。
ヒマダは時々、青いハシゴを木にたてかける夢をみる。
けれども夢なのに、のぼることはない。夢なのに、雲の上に到達することもない。
あれから、20数年。
なくしたもの、なくなったもの、壊れたもの、、、
二度と手に入らないものがたくさんあるがヒマダんちから盗まれたハシゴは今、どこにあるのだろうか。
青い空と浮かぶ白い雲を見て、ふと思った。
============================
> ニヤニヤしたらニヤニヤ仲間を増やすためにクリックお願いします。

人気ブログランキングへ
============================
テスト

